2017年10月17日

ラウドパーク17

久しぶりにラウドパークに参加しました。
ラウパ最後に行ったのは2009年なので8年ぶり!
仕事の都合やらめんどくさかったりなどでだいぶ間が空いてしまいました。
で、なぜ今回参加したかというと、
エンペラーのイーサーン・サモス・タリムによる2nd完全再現が
このラウパの公演一回きりということで、
さすがにこれは行くしかねえとなりました。
(2014年の1st完全再現の大阪公演には行ったのですが、
サモスが病気で不参加だったり、僕が2ndの方が好きだったりして正直ちょい消化不良気味でした。)

時間の都合と個人的なやる気の問題もあり、
エンペラーとオーペスを見たというだけですが、
ラウパの感想をダラダラと書いていきたいと思います。

今回の会場のさいたまスーパーアリーナは非常に行きやすいですね。
東京駅から乗り換え一回だけで済み駅からもすぐなので、
僕のような酷い方向オンチでも簡単に行くことができます。
大阪を9時に出て、13時前には会場に着くことができました。
会場では日本のアンセムが演奏していましたが、
ここからオーペスの出番の15時40分まで、会場の外の居酒屋でダラダラしていました。

・オーぺス
出番10分前くらいに会場に再入場するとウインガーが最後あたりの演奏をしており
さっきのギターの人上手かったなあなんて思っていると、
オーペスファンおなじみPopol Vuhの"Through Pain to Heaven"が流れてオーぺスが始まりました。

1曲目は新譜からサイケで怪しいリフが素敵な"Sorceress”、
ライブで聴くとズンズンと重厚なリズムが新鮮でした。
音響は抜群で、大きな会場でも各楽器の音が非常にクリアで単独公演のときと遜色ありません。
ボーカル&ギターのミカエルは初来日のときのラウパと同じ
フラワー・トラベリン・バンドのサトリのTシャツ着ていました。
いつもなら曲の間にミカエルの長めの脱力系のMCが入るところですが流石に今日は早めに切り上げ、
2曲目はGhost Reveriesから"Ghost of Perdition”
メタル×プログレ全てを詰め込んだ名曲で、緩急自在に展開していく様子は圧巻でした。
観客の盛り上がりもこの曲が一番良かったと思います。
ただ、ミカエルはクリーンボーカルはどんどん上手くなってる代わりに
グロウルに関しては少し苦しくなってるのかもしれないと感じました。
3曲目は新譜から"The Wilde Flowers"、
4曲目はDamnationからメロトロンの響きが美しい"In My Time of Need"で
会場をメタルフェスらしからぬロマンチックなムードに変えると、
ミカエルがスタッフと何やら話した後「あと1曲です」とのこと。
まだ4曲しかやってないぜ!?
5曲目はライブの定番曲"Deliverance"
舞台照明とユニゾンするラストパートはいつ観ても完璧です。
で、結局全部で5曲で終わりました。物足りねえ...

もう何度も観ていますが、やはりオーペスのライブは最高ですね。
ただやっぱり今回は持ち時間が少なすぎたと思います。
フェスなので仕方ないですけどね。
もちろん長けりゃいいってもんでもないですが、
ドリームシアターのように2時間半とか3時間やってもいいバンドだと改めて思いました。
活動休止のためしばらく見れなくなりそうなのがなんとも残念です。

あと細かいですが、オーペスの終盤あたりで
隣のステージで大音量でサウンドチェックやり始めたのが何とも気になりました。
もちろん時間がタイトなので仕方ないかもしれませんが、
静かなパートでドカドカとドラムが聞こえてくるのは少し興ざめでした。

で、オーペス終演後しばしの休憩をはさむ...

・エンペラー
エンペラー待ちでついでに(失礼)観たアリス・クーパーが思いのほか楽しくて
正直すこしフワフワした感じになったのですが、
闇の讃美歌の始まりを告げるインスト、
Alsvartr (The Oath)が流れると今回の遠征の目的を思い出しました。

インストが終わり暴風のようなタリムのドラミングのYe Entrancemperiumで早くも最高潮!
金髪痩躯でただならぬオーラを醸し出すサモス、
大学教授のようなビジュアルのイーサーン、
ブラックメタルの伝説の3人が名盤Anthems to the Welkin at Duskを
目の前で完全再現しているという夢のような体験に馬鹿みたいに興奮しました!
バンド名に"皇帝"てつけて冗談にならないのはこの人たちくらいではないでしょうか。
緑を基調にしたまがまがしいステージ照明も雰囲気最高でしたね。

最初は前方フロア後方でゆっくり観ようと思っていたのですが、
思いのほか前方フロアが空いていて(爆)どんどん前に押されてモッシュに巻き込まれてしまいました。
これが20年前のアンダーグラウンドなブラックメタルの時代であれば
No Mosh, No Core, No Trends, No Fun, No Controversyのルールのもと
暴れまわるモッシャーは排除されていたんでしょうが、
ステージ上で嬉しそうに観客を煽ってるイーサーンを見て
そんなルールはもう無いんだなと再確認しました。

前方の方はメチャクチャな状態でこりゃ厳しいと後ろの安全地帯に避難しました。
難を逃れて改めてゆっくり聴いてみると2ndの曲は粒ぞろいですね。
"Ye Entrancemperium""Thus Spake the Nightspirit"
"The Loss and Curse of Reverence""With Strength I Burn"
などアルバムの大半はライブの定番曲ですからね。

エンペラーといえばブラックメタルあまり聴かないメタラー諸氏は
教会放火したり殺人やらかしたりしたやべーバンドというイメージだと思いますが、
実のところメタル界隈でも屈指の腕前を持ったミュージシャンの集まりでもあります。

凄まじく複雑な曲を余裕(に見える)で演奏するこの人たちはやはり凄いミュージシャンですね。
特にタリムは最初から最後までほとんどブラスト叩いてて人間離れしていました。
ドラム半分引退してた人とは思えませんね...

もともと2ndは(1stより大分マシとはいえ)音質が余りよくないので、
スタジオ版よりこのライブのほうがクリアに聞こえるという現象が起こっていました。

そうそうサポートのキーボードはイーサーンの義弟、レプラスのエイナルでした。
いつも通りハッスルして弾いてたのですが、演出の関係もあり今回はあまり目立ちませんでした。
心なしかコーラスの音量も小さくされてたように思いました。
今回は主役じゃないので仕方ないですけどね。

そんなこんなでアルバム最後の"The Wanderer"で完全再現は終わりましたが、
余韻に浸るまもなくイーサーン絶叫から"Curse You All Men!"
"I Am the Black Wizards""Inno a Satana"
のブラックメタルクラシック3連発!
"Inno a Satana"の大合唱は邪教の集会というか一体感がありましたね。

アウトロの"Opus a Satana"が流れたところで
ここで時間切れ、帰路につきました。
(スレイヤー見たかったですね...)
この流れでぜひ3rdの完全再現もやってほしいものです。
完全再現そうとう大変なアルバムだと思いますが。

たった2バンド(3バンド)しか観ていないのにフェスに参加したと言えるかは置いといて、
8年ぶりのラウパはとても楽しかったです。
8年前の自分に今年のラインナップを見せたらあまりの変化のなさにビビるでしょうが
まあラウパはこれでいいんじゃないでしょうか。

次は行けるのはいつになるかわかりませんが、行けたら行くということで...
posted by naganopeth at 12:53| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月17日

アイアンメイデン個人的ベスト10枚

英国ヘヴィメタルの代名詞、アイアンメイデン。
生意気にも個人的にアルバム好きな順で10枚並べてみました。
まあよく聴くのはライブ盤だったりしますが…


@サムホエア・イン・タイム
ライブで演奏される曲は少ないけど一番粒ぞろいだと思うアルバムがこちら。
当時はキラキラしたギターシンセサイザーを使ってることが批判されたらしいけど、
今となってはなんとも80年代の雰囲気が出てて最高。
アイアン・メイデン必殺のギャロップビート全開のオープニングから始まり
最後までメイデンらしいキャッチーでアグレッシブな曲が続く。
長距離ランナーの孤独を聴きながら走ると気持ちいい!!


A第七の予言
コンセプトアルバムだがコンセプトアルバムっぽい雰囲気はあまりない。
80年代HMを代表する名曲ジ・イーヴル・ザット・メン・ドゥを始め
どの曲もシングルカットされてもおかしくないクオリティ。
ただし前作と比べるとタイトル曲がちょっと退屈な気がするので僅差で2位。
ラストのオンリー・ザ・グッド・ダイ・ヤングはメイデンらしさが詰まった隠れた名曲。
意外とファンの中でも賛否両論なのがびっくりする。


B戦記
ブルース&エイドリアン復帰後で個人的に一番好きなアルバムだが
タイトル通り戦争がテーマになっており
取っつきにくいとされてるアルバムではなかろうか。
長尺な曲が大半を占め、冗長で難解と感じる人も多いが、
複雑な曲の展開に無理がなく、ドラマティックに仕上がっている。
重厚な楽曲のなかで、ここにきてさらに表現力の増したブルースの歌唱が際立っている。
通して聴くと緊張感からかとても疲れるが、同時に充実感を得られるアルバム。
試聴機対策か1曲目がやけに明るくて浮きまくってるのと、ちょっとこもったような音が玉に瑕。


C魔力の刻印
ライブの定番曲がズラリと並ぶ、言わずと知れた名盤。
が、ライブで映える曲が多いので、スタジオ版はちょっと物足りない気もする。
ぱっと聴くと前任ボーカルとだいぶ曲の雰囲気変わったなあという感じだが、
何度か聴いてると実は根幹はそこまで変わってないんじゃないかと思ったり。
ともあれ表現力豊かなブルースの加入により楽曲の幅が広がったことは事実。
審判の日は個人的にメイデンのなかで一番好きな曲。


D死の舞踏
ジャケがめちゃくちゃダサいのと1曲目の掴みが弱いので過小評価気味のアルバム。
前作であんまり恩恵を感じられなかったトリプルギターがかなり活かされている。
聴いたことがあるようなフレーズがちらほら出てくるが
過去の焼き増しというより伝統の匠の技といった趣がある。、
最後にアコギのバラードが入ったりなにげに新要素も。
アグレッシブな曲も多いのでブルース&エイドリアン復帰後のアルバムの中では最も取っ付きやすい。


E鋼鉄の処女
記念すべきメイデンのデビュー作。
若者特有の荒々しくハイテンションなエネルギーが充満しており、
スティーヴに怒られるがどうしてもパンクの影響を感じてしまう。
HM/HR、パンク、プログレと自分達の好きなの全部混ぜて勢いで作ったような感じなのに、
とっちらかった印象があまりないのがこのデビュー作の凄いところかと。
酷い酷いと言われる録音も大きなマイナスポイントというほどでもない。


Fキラーズ
基本的な路線は1stアルバムと同じだが、
音質がかなり改善されたおかげか洗練された印象。
新加入エイドリアンのメロディックなギターが新たな可能性を感じさせると同時に
今後の展開という点でポールのボーカルに限界も感じる部分も多少ある。
とはいえ、この時代の曲はやはりポールが一番合っている。



G魂の書
今のところの最新作。
ここに来てバンド初の2枚組の大作で、尽きない創作意欲に感服する。
最近のアルバムは一曲目がイマイチだったがこれは出色の出来で
やっぱりメイデン凄いなあと素直に思わせてくれた。
プログレッシブだ冗長だ難解だといっても結局はバンドのどこに魅力を感じるかで評価が分かれる。
メイデンのドラマティックな曲が大好きな僕としてはすんなり入り込めた。
しかし撃墜王の孤独やトゥルーパーみたいな曲こそメイデンの真髄!と思う人には
ひたすら長くてつまらないアルバムと感じるのもまたわかる。
スティーブのプログレ趣味はいつにも増して楽曲に色濃く出てるし、
ラストの20分超の大曲はブルースの憧れであるピーター・ガブリエル作のサパーズ・レディを想起させる。
いま現在のメイデンが全力でやりたいことをやりきったアルバムであることは間違いない。
ケヴィン・シャーリーのこもり気味の音作りは苦手だったが、このアルバムはいい感じ。

Hフィア・オブ・ザ・ダーク
勢い任せで作ったような前作から方向転換し、
1曲目以外はストレートなヘヴィメタル要素は抑えめ。
この作品からプログレ趣味がさらに色濃くなってきた。
ブルースが一旦脱退したということ以外にも分岐点となるアルバムだと思う。
超ドラマチックなスティーブ作のタイトル曲が有名だけど、
フィア・イズ・ザ・キーやウェイスティング・ラブなど
ヤニックが作曲に関わった曲も叙情的でとてもいい感じ。


I頭脳改革
酷い邦題だな...
新加入ドラマーのニコの強烈な自己紹介から始まる4thアルバム。
前作にはまだ少しだけ残っていたパンキッシュな要素がほぼ消え
現在まで続くメイデン流メタルの基盤が固まった。
全体のインパクトとしては前作に劣るが、
名盤と評されている次作より完成度は上だと思う。個人的に。
イカロスの飛翔はキャッチーでとてもいい曲だが
スティーヴはコマーシャル過ぎるとお気に召さない様子。
代表曲トゥルーパーはスタジオ版だと少し寂しい気がします。


以上です。
僕はブルース&エイドリアンがメイデンに復帰したころに聴き始めた後追いですが、
過去の作品に強い思い入れが無いぶんフラットな感想になったと思いました。
過去の栄光に頼らず、今でもライブで新譜の曲をガンガンやるメイデンはかっこいいと思います。
これからも素晴らしいアルバムが出ることを期待します!





posted by naganopeth at 20:22| Comment(0) | I | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月07日

マッドマックス

マッドマックス見てきました!

いやーめちゃくちゃ面白かったです!
というわけでなんとなく感想を書いてみますね。

荒廃し資源もなくなった近未来で
暴力で支配されている独裁者から主人公達が逃亡し
最終的に逆襲するというストーリーで、
劇中の8割9割が砂漠での一本道の追いかけっこです。

こうなったいきさつとか説明するセリフがほぼないんだけど
作りこまれた世界観のおかげで説明不足という感じはありません。
事前の情報なくても10分でマッドマックスの世界に入り込めます。

王道のアクション映画が基本線で、
徹頭徹尾ハイテンションで振り切っており、
上映中ほとんどの場面で大爆破して
ボスの手下が虫けらのように死んでいくような状況で、
これはやりすぎだろって笑ってしまうことが多々あります。
(この辺は旧マッドマックスに影響を受けたという北斗の拳もそうですね)
マジとアホの境界線を気にせずに最後まで突っ走る。
終始クライマックスじゃと言わんばかりに中だるみもなく走りきるので
見終わったあとはわりと疲れるかもしれない...

単なるアホ向けのアホ映画なのかというと決してそうではなく、
アホ丸出しの敵の改造車は細部までキッチリ作りこまれており、
爆破シーンに関しては飽きさせないようバリエーションをつけている。
(ほぼ実写なんだって!)
ストーリーもめちゃくちゃ雑なようにみえて
復讐劇のツボをキッチリ押さえており、
各キャラへの思い入れが深まっていくにつれ
ラストには最高のカタルシスを得ることができる!

このように頭スッカラカンで見てめっちゃ楽しめて、
あらゆる場面で作り手の底知れぬ熱意とインテリジェンスを感じることができる映画だ!

周りを気にせず大音量で観るのがとにかく楽しい。
絶対映画館で見たほうがいいよ!
posted by naganopeth at 19:48| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする